WEBサイトやブログをマーケティングやブランディングのツールと考えている人は多いと思いますが、その違いを意識して活用できているでしょうか。
WEBサイトやブログを使ってマーケティングやブランディングを考えるとき、この二つは近しい関係になりがちですが、分けて考えた方がコンテンツは作りやすくなるし記事は書きやすくなります。
マーケティングとブランディング。目的を整理する。
記事を書いても手応えがない時というのは、なんのためにその記事を書いているのかが明確になっていないことが多いです。
マーケティングとブランディングの違いが分かれば、その記事にどんな役割をさせたいのかを意識しながら記事を書くことができます。
- マーケティングとは知ってもらう機会を増やすこと
- ブランディングとは自分を好きになってもらうこと
と定義をすると、記事の目的がはっきりします。
相談を受けてよく目にするのは、どっちを意識して書いているのかがわからない記事です。
知ってもらうための記事を書く時には、自分のことではなく、読者が知りたい内容について書くことになります。読者が知りたいことを書いておいて検索によってより多くの人に「見つけてもらうこと」を狙います。
だから、キーワード戦略がとにかく大切です。見つけ得てもらわないことには始まらない。見つけてもらった上で読んでくれた人が満足する情報を提供する必要があります。
一方で、自分を好きになってもらうために書く時には、自分の考えや思いを伝えることで共感を得ることを狙います。この場合、検索をする人は書き手の考えや思いを知りたいと思って検索をするわけではないのが前提になります。
目の前にあるピンチを脱する方法を探している人に「成長するためにはそれもいい経験だよ」みたいなメッセージは刺さらないですよね。具体的な方法を教えてあげるべきです。
この二つがごっちゃになっていると、どっちつかずの中途半端な記事になってしまいます。
アクセスも集まらないし、アクセスが集まらないからブランディングにもならない…という事態に。
頑張って書いているのになかなか成果が出ないなぁという人は、自分が書いているのはマーケティング視点の記事なのか、それともブランディング視点の記事なのかをもう一度見直してみることをおすすめします。
どっちが先なのかという問題。答えはマーケティングです。
ブログやSNSでは共感というキーワードをよく見かけるし、そういう記事を書けというアドバイスもあふれています。
まぁ、それはわからなくもないけれど、そもそも論で考えれば共感してもらうためには、まずは知ってもらうことが大前提です。
セールスライティングの書き方、共感を生み出す記事の書き方、ストーリーで相手を惹きつける方法、、、どれも知ってもらう機会がなければ絶対に機能しないですよね。
人がいないところでブランディングを頑張っても、それは結果は出ないです。
ビジネスでウェブサイトやブログを活用しようと思うなら、まずはマーケティングです。
なかなかビジネチャンスを作れないという悩みの原因はほとんどが露出不足・認知不足です。これは企業でも個人でも同じ。
マーケティングとブランディングを組み合わせながらコンテンツや記事を作っていくという方法もありますが、最初からそれをやろうとしても難しいです。まさに、二兎を追うもの…というやつです。
まずは、見込み顧客となる可能性があるアクセスを集めることに集中することです。
アクセスを集めるならWordPressを活用するのが王道パターン
WEBの技術はいつどう変わるかわかりませんが、マーケティング視点でお金をかけずにアクセスを集めるならWordPressの一択です。規模の大きい企業サイトであれば話は全く別ですが、中小企業や零細企業、個人であれば、WordPressを活用するのが王道パターンです。
逆に王道パターンを外す理由がない。
ビジネスにおいて、WEB集客をするのにウェブサイト(ホームページ)を持ってないとか、アメブロを使っていますとかもないかなぁと思います。
ブログはマーケティングやブランディングのツールであり、サービス紹介や会社案内(事業者案内)などを行うWEBサイト(ホームページ)は信用構築のベースとなるものであり、様々なメディア連携の中心となる場所です。
WordPressを使ってこれらを1つのドメインで行うこともできますが、目的を明確にすることが必要です。
アメブロは最近になって商用利用がOKになりましたが、そもそもドメインの問題があるので、WEBという大きなマーケットでの集客では今後どんどん劣勢に回っていくでしょう。
そうなる前に、情報発信や信頼関係構築のコアとなる場所をしっかりと作っておいた方が良いですよね。
WordPressによるWEBサイトやブログの構築にご興味のある方は、お気軽にご相談ください。