ブログをこれから始めたい、ブログを始めたばかりでまだアクセスが少ないという人に向けて、集客力を高める方法について書いていきます。
ブログの集客力を高めるためには、やみくもに記事を書くのではなく、ブログを使って集客するとはどういうことなのかをざっくりで構わないので理解しておく必要があります。
特に難しく考えることはありません。今まで自分がとってきた行動や、読んできたブログを思い出してみれば「ああ、そういうことか」とわかると思います。
ブログへのアクセス経路を考える
ブログの集客力を高めるためには、自分のブログへのアクセス経路をとらえておく必要があります。
初期の頃はだいたい次の3つの経路からのアクセスがメインとなります。この他にも広告を使うといった方法もありますが、初心者向けではないので、ここでは割愛します。
- 検索エンジンからのアクセス
- SNSからのアクセス
- 他のブログやWEBサイトからのアクセス
検索エンジンからのアクセス
これが一番イメージしやすいのではないでしょうか。検索エンジンの検索結果からブログにアクセスしてもらうという方法です。
検索結果の順位が高いほどクリックされやすくなるので、上位表示を争うことになります。
逆に検索結果での順位が低ければ低いほど、アクセスをしてもらえる可能性もどんどん低くなっていきます。
SNSからのアクセス
FacebookやtwitterなどのSNSで自分のブログの記事を紹介して、ブログへと誘導をかけるというものです。
ブログ初期の頃は検索エンジンからのアクセスをとるのが難しいので、SNSを使ってアクセスを増やすというのがよく使われている手法です。
ただ、SNSからの集客はフォロワー数に依存するところも大きく、フォロワー数が少ないとなかなか効果が得られません。
フォロワー数が多く影響力がある人は有利だと言えます。
他のブログやWEBサイトからのリンク
他のブログやWEBサイトで自分のブログを紹介してもらい、リンクを張ってもらうことで生まれる経路です。
まずは自分のブログの存在を知ってもらうことが必要なので、鶏と卵の話のようになってしまいますが、紹介したいと思ってもらえるような良い記事を書けばリンクを張ってもらえるようになります。
ブログのコンセプトを明確にする
ブログの集客力を高めるためには、ブログのコンセプトをしっかりと固める必要があります。
コンセプトが決まればブログの向かうべき方向が決まるので、記事を増やしていってもブレにくくなります。
コンセプトを決めるとは、ブログを通じて「誰にどんな情報を伝えるのか」を決めるということです。
この時に忘れてはいけないのが、伝えるというのは相手あってのことなので、自分が伝えたいことではなく、相手の知りたいことについて考えながらコンセプトを固めていくということです。
相手の知りたいこととは、「検索して探している情報」です。
これを外してしまうと検索されないブログになってしまいます。
まずは、徹底的にコンセプトを練ることが必要です。
検索意図をふまえてキーワードの設計をする
コンセプトが固まったら、ターゲットとなる読み手が具体的にどんなキーワードを使って検索をかけて情報を探すのかをリサーチしたり、想像したりしながらキーワードの設計をしていきます。
キーワード設計で大切なのは、キーワードの選定と検索意図を考えることです。
検索する時には、複数のキーワードを使って絞り込み検索をしますよね。
ターゲットが使うであろう複数のキーワードの組み合わせを考えながら、そのキーワードの組み合わせで何を知りたいのかを考えていきます。
キーワードと検索意図は次のように考えます。
ものすごくざっくりとした例ですが、ホームページ制作会社の場合はこんな感じです。
ホームページ制作 東京
であれば、東京のホームページ制作会社を探していると考えられます。
ホームページ作成 方法
であれば、自分でホームページを作る方法を探していると考えられます。
前者は制作会社にとっては、見込み客になるアクセスですが、後者は見込み客ではないアクセスということになります。
だから、
ホームページ作成 方法
で記事を書くと、見込み客にならないアクセスを集めてしまう可能性が高いということになります。
キーワードを考える際には、必ず検索意図もセットで考えることが必要です。
ひたすら記事を書く
コンセプトが決まり、ターゲットが明確になり、キーワード設計ができたなら、あとはひたすら記事を書いていくだけです。
最初のうちは検索エンジンに認識されないので、検索エンジン経由のアクセスはほとんどない状態が続きますが、気にせずに記事を書いていきましょう。
記事をひたすら増やす初期段階では、きれいな文章を書こうとする必要はありません。
まずはターゲットとキーワード、検索意図を押さえた上でアウトプット量を増やして、とにかく人目に触れる状況をつくることだけを意識して書けばOKです。
アクセス解析ツールを使って分析をする
キーワード設計がうまくいき、ある程度記事がたまってくると、実際に検索されたキーワードがわかるようになったり、読まれる記事、読まれない記事がわかるようになってきます。
分析において忘れないで欲しいのは、アクセス数を気にして一喜一憂するのではなく(気持ちはわかります)、アクセス解析のデータはあくまでも現状を把握するためのものだということです。
よく、今月はアクセスが上がった、下がったみたいな話を聞きますが、「なぜ上がったのか」「なぜ下がったのか」を考えて次につなげることを考えることが必要です。
データを見ながら「なぜなんだろう」と考えることを忘れずに。
改善案を考える
アクセス解析のデータをもとに、どうすれば現状を改善できるのか、どうすればもっと良くなるのかを考えます。
ここで必要になるのは仮説力です。
よく読まれた記事があるのであれば、どうして読まれたのか。
読まれない記事があれば、読まれる記事との違いはどこにあるのか。
などを考えたり、ライバルのブログを参考にしながら、原因と対策の仮説をたてていきます。
記事のタイトルや内容に原因があることもあれば、リンクの張り方など、記事同士の構造に問題があることもあります。
最初は手探りの状態になるかもしれませんが、仮説をたて対策を練っていきましょう。
また、よく読まれる記事ができたら、SNSを使って紹介をするなど、あの手この手を使ってブログを露出させることを考えていきます。
新たな記事を書きつつ、過去記事のリライトをする
分析結果をもとに、新たな記事を書き、さらには過去に書いた記事もリライトをしながらブラッシュアップしていきます。
ブログのいいところは、過去に書いたものを簡単に手直しできることです。
読者の視点で考えると情報が足りてなかったり、説明が親切でなかったりするものも、後から気づくことがあります。
そういった記事を見つけたら、手を入れながら最適化していけば良いので、過去記事のリライトは積極的にやってきましょう。
再び分析をして改善するというループを繰り返す
新しい記事を書いたり、リライトをしたら、再び分析をして改善へとつなげていきます。
ブログを使って集客をするというのは、基本的に分析と改善活動を繰り返すことに終始します。
最初のうちは仮説をたてて記事を書いたり書き直したりということをひたすら繰り返すことになるので、とにかく手数がかかります。
ブログの集客力を高めるためには、手数がかかるし、時間もかかります。
初期の頃はなかなかアクセスも増えないのでモチベーションを保つのもなかなかしんどかったりもしますが、それはみんな同じです…。
そこを乗り越えらえるかどうかが、集客力のあるブログを作れるかどうかの分岐点になるのです。
ブログの集客は手数と時間がかかるし、簡単でもないのですが、コツをつかむとだんだんと楽しくなっていきます。
ポイントはWEB集客に必要な原則的な考え方を外さないということです。基本的なことをしっかりと押さえて進んでいけば、集客力のアップを感じながらブログを書いて行けるようになりすよ。
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